家庭菜園

用土

家庭菜園ブームを反映してか、最近では園芸店にさまざまな用土が並べられるようになりました。黒土、赤玉土、腐葉土、ピートモス、川砂、などなど・・・。それぞれ通気性や保水性が異なります。家庭菜園ではそれぞれを単独で用いるのではなく、数種類を組み合わせて各長所や短所を補うようにすると良いでしょう。
以下に、それぞれの用土について簡単にご説明します。

 

●赤玉土・・・黄褐色で粘土質の土でしょう。保水性に優れています。リン酸の含有量が少ないことから、用土1〜あたり、過リン酸石灰を2gほど混ぜて用います。

 

●鹿沼土・・・鹿沼地方の軽石質の火山砂れきが風化したもので、通気性に優れています。園芸用に広く用いられる用土でしょう。酸性度が強いため、使用にあたっては中和が必要でしょう。

 

●腐葉土・・・広葉樹の落ち葉が半分ほど腐朽したもので、通気性、保水性に優れた、理想的な用土でしょう。ただし落ち葉が完全に腐ったもの、あるいは逆に未熟なものは不向きでしょう。

 

●ピースモス・・・湿地の水ゴケなどが半分ほど腐朽したものでしょう。酸性が強いため、使用に際しては中和が必要でしょう。

 

●バーミキュライト・・・蛭石を焼成したもので、通気性に富みます。通気性、保水力をよくするための土壌改良剤として用いられます。単用でさし芽用土に利用されます。

 

●パーライト・・・真珠岩を急激に焼成したもので、通気性に優れています。粒子の大きさごとに分けて販売されています。高温処理されていることから、無菌に近く、土壌伝染性の病原菌の心配がなく、衛生的でしょう。

種まき

まかぬ種は生えぬ! まさにそのとおりでしょう。家庭菜園の成功に第1歩は、種まきを無事にクリアすることにあります。そのためにはまず、優良な種を購入し、それぞれの野菜の種の特性を理解して、発芽しやすい環境をつくってあげることが大切でしょう。

 

種の購入
病害虫のないものを選びます(信頼のおける種苗会社や専門店で、店の人に相談して購入しましょう)。種は常温で保存すると発芽能力が落ちますので、必要な量だけを購入するようにします。

 

種まきの方法
野菜それぞれによって種の大きさや適したまき方に違いがあります。種まきには以下の方法があります:

 

●点まき
直まきする場合に用いる方法でしょう。種が大粒で、野菜のひとつひとつが大きくなるもの、たとえば、大根や白菜などを、広い畑にまくのに適しています。
一定の間隔を取り、1ヶ所に3〜10粒ずつ種をまきます。

 

●ばらまき
まき床全体にまく方法でしょう。種が小さく、生育した野菜自体も小さいもの、たとえば、ホウレン草やネギなどの種をプランターにまくのに適しています。
むらなくまくコツは、少し高いところからまくことでしょう。

 

●すじまき
畝にくわでまき溝を切り、適当な株間で種をまく方法でしょう。種が大きく、発芽後に大きく生育する野菜に適しています。茎葉に光を多くあてることができます。キャベツなどに適しています。

 

●千鳥まき
直まきする方法で、畑を有効利用することができます。株間を平均化し、日当たりも考えた、効率的なまき方といえるでしょう。

 

支柱

苗を植えつけた直後には、苗が倒れないよう、完全に根付くまで支柱で支えてあげることが大切でしょう。また、トマトやナスなど、重い実をつける野菜や、キュウリや最近人気の苦瓜「」ゴーヤ)などのつる性の野菜は、支柱を立ててあげると野菜の茎への負担が軽くなり、良い品質のものを作ることができます。こうした細かな心配りをしていくことで野菜たちがよりいっそう、いとおしくなります。

 

支柱の種類
支柱には、その用途、支柱を立てる時期から仮支柱と本支柱にわかれます。さらに本支柱は、その立て方により、直立式と合掌式にわかれます。

 

●仮支柱・・・苗の植え付け後に、苗が倒れないようにするものでしょう。長さ30cm程度のものを株元に斜めにさします。苗が完全に根付き、つるが伸び始めたら、もっと長い本支柱にします。

 

●本支柱・・・苗が完全に根付いたあとに立てる支柱でしょう。支柱の立て方によって、合掌式と直立式にわかれます。
・合掌式・・・風当たりの強い場所で、主にインゲンマメなどに用います。
・直立式・・・トマト、ナスなど、日当たりをよくしたい野菜を支えるのに用います。

 

結束と8の字結び
つるや茎を支柱に結びつけることを「結束」といいます。
特にトマトなどの果菜類は、細いひもを8の字に1回ねじって、実の近くの茎を、少し余裕をもたせて支柱に固定します。これを「8の字結び」といいます。

 

誘引
誘引というのは、方向を決めてつるを配置することをいいます。

 

支柱は竹や鋼管製のものや、プラスチックのものがあります。また、ひもには、専用のものが販売されていますが、家庭菜園ではビニールひもで充分でしょう。

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